IoTとロボット
A「車の自動運転はハードルが高いよ。たとえば、人間が運転しているときのことを考えてみよう。目を通していろんなものを見ていかなければならないよね。つまり、人間が知らずのうちに様々な状況について視覚で認識しているわけだ。これは本来ならコンピュータが苦手なことだったけれど、今はディープラーニングがあるから、その技術は飛躍的に進歩している。つまり、状況をしっかり認識できる人工知能があるからこそ、様々な場面に対応していけるというわけだ」
I「一般道で自動運転が許されている国はあるんですか?」
A「今のところは、まだないよ。でも、2020年代には、一般道での自動運転も現実になっていくかもしれない」
I「他では、どんな分野で期待されていますか?」
A「やっぱり、IoTだろうね」
I「IoTって何でしたっけ?」
A「言ってみれば『モノのインターネット』だよ。たとえば、電灯やエアコンをつけたり消したりということが遠隔操作でできるということ。これも、人工知能の技術が大いに生かされる分野だね。寒い日などは家に帰る前にあらかじめエアコンをつけておいたり風呂を沸かしたり。そういうことでも人工知能が大いに期待されているよ。さらには、人間と感情的な話ができるロボットも生まれるはずだ」
I「確かに世の中が変わりますね。貴重な話が聞けて、本当に良かったです。ありがとうございました」
(終わり)