アマゾンの「エコー」シリーズ!選ぶならどのタイプ?

 

人間の言葉を人工知能(AI)が理解して音楽をかけてくれたり家電製品を操作したりしてくれるという「スマートスピーカー」。先にアメリカで実績を作ったアマゾンが2017年の秋から日本でも「Echo(エコー)」シリーズを発売した。

左から「エコー・ドット」、「エコー」、「エコー・プラス」

アメリカではシェアが断然!

「エコー」シリーズの特徴は、アマゾンが誇る音声アシスタント技術「Alexa(アレクサ)」を生かしているところだ。
実は、「エコー」シリーズはアメリカで2014年に発売されたあと、イギリスやドイツなどでも製品として世に出ていた。
しかも、アメリカでは「エコー」シリーズが圧倒的なシェアを獲得するほど、スマートスピーカーの代表アイテムになった。
それなのに、日本に登場したのは2017年の秋だ。




なぜ、日本での発売が遅れたのか。
それは、「アレクサ」の日本語対応に1年以上を要したからだ。やはり、日本語には同音異義が多すぎるので、その対応に時間がかかってしまったのである。
こうして、ようやく日本で発売されたスマートスピーカー「エコー」シリーズ。3つのタイプが用意されている(価格は税込み)。(ページ2に続く)



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人工知能に関する用語

〔IoT〕
Internet of Things(モノのインターネット)の略です。モノがインターネットに接続されることで、操作や制御を行なえる仕組みのこと。

〔アルゴリズム〕
問題を解決するための計算方法や手順のこと。

〔音声認識〕
人間が話している声をコンピュータに認識させて文字に変換する技術のことです。

〔画像認識〕
画像・動画から対象(文字や顔など)の特徴を認識して検出する技術のことです。

〔機械学習〕
膨大なデータをコンピュータに繰り返し学習させて特徴を見つけ出すことです。

〔自然言語処理〕
コンピュータに人間が使用している言葉を理解させる技術のことです。

〔シンギュラリティ〕
技術的特異点とも言われます。人工知能が人間の知能を上回る転換点のことです。未来学者のレイ・カーツワイル氏は、シンギュラリティが2045年に訪れると予測しています。

〔チャットボット〕
人工知能を生かした自動会話のプログラムのことです。

〔ディープラーニング〕
深層学習とも言います。機械学習の1つで、人間が指示を出さなくても人工知能が学習データの中で自ら特徴を見つけ出すことです。

〔ニューラルネットワーク〕
電気回路のような脳の仕組みをコンピュータで再現するネットワークのことです。

〔パターン認識〕
対象物のパターンを分析することによって、その意味を抽出することです。

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