復活したソニーのaibo(アイボ)!AI搭載でさらに進化

まさにエンタメ・ロボット!

新型のアイボには、人工知能が生かされている。
カメラは鼻先にあるが、このカメラで人の顔を認識し、特に親しく遊んでくれた人をランク付けして愛らしい動きをする。
さらには、お尻を振ったり首をかしげたりする仕種もできる。このあたりの動きは、ソニーが開発した小型駆動装置の技術がたっぷりと生かされている。
さらに、個々のアイボはクラウドにつながって様々な情報を受け取ることができる。




ただし、懸念すべき点は耐久性だった。何しろ4000個の部品から構成されていて、細かい動きをするので部品の消耗や故障のリスクがある。それだけにソニーでは、他の家電とは比べものにならないほどの耐久性に配慮したという。
アイボは、まさしく人の生活に刺激とエンタメを与えるロボットである。その愛らしいフォルムも大いに人気を集めるだろう。
この新型アイボが発売されたのは、戌年の2018年にちなんで1月11日だった。犬のワンワンにちなんだわけである。
本体の価格は、税抜きで19万8千円。基本プランの加入が必要であり、それは月に2980円かかる。3年一括だと9万円である。
今後、どれくらいアイボが人気を集めるか。大いに注目したい。



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人工知能に関する用語

〔IoT〕
Internet of Things(モノのインターネット)の略です。モノがインターネットに接続されることで、操作や制御を行なえる仕組みのこと。

〔アルゴリズム〕
問題を解決するための計算方法や手順のこと。

〔音声認識〕
人間が話している声をコンピュータに認識させて文字に変換する技術のことです。

〔画像認識〕
画像・動画から対象(文字や顔など)の特徴を認識して検出する技術のことです。

〔機械学習〕
膨大なデータをコンピュータに繰り返し学習させて特徴を見つけ出すことです。

〔自然言語処理〕
コンピュータに人間が使用している言葉を理解させる技術のことです。

〔シンギュラリティ〕
技術的特異点とも言われます。人工知能が人間の知能を上回る転換点のことです。未来学者のレイ・カーツワイル氏は、シンギュラリティが2045年に訪れると予測しています。

〔チャットボット〕
人工知能を生かした自動会話のプログラムのことです。

〔ディープラーニング〕
深層学習とも言います。機械学習の1つで、人間が指示を出さなくても人工知能が学習データの中で自ら特徴を見つけ出すことです。

〔ニューラルネットワーク〕
電気回路のような脳の仕組みをコンピュータで再現するネットワークのことです。

〔パターン認識〕
対象物のパターンを分析することによって、その意味を抽出することです。

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